promised tune




***

聖なる炎の礎≠諱c

呼ぶ声が聞こえる。
目を開けると、そこは一面の星闇。
しかし瞬くのは星空ではなく、音素のようだった。
「ここは…どこだ?」

ここは内であり、最果てである…

「ローレライ?わかるように答えろ!」

ここはお前であり、私である…

アッシュは苛立って、辺りを見回そうとした。
しかし、身体は何かに絡め取られたように動けない。
「どういうことだ…」
記憶を手繰る。ヴァンとの戦い、そして、突然上げられたガイの声、ルークの叫び…
そうだ、ルークが自分の名を何度も呼んだ。
何故だ…?

聖なる炎の礎≠諱c

ローレライの声は、まるで催眠術のように繰り返す。

それはお前の手足であり、私の手足である…

「いいからとっとと姿を現せ!」
アッシュの声に、星闇の一部がぼんやりと輝きを増す。
目を凝らすと、そこには確かにローレライの姿があるようだった。
しかしそれはひどく暗い、まるで影のような姿。

そして、私を解放するのだ。この星から―――

不敵な笑みを、その影が浮かべた気がした。

***





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