promised tune
***
不思議な娘だった。
彼女には私が見えていた。
いや、彼女が私を認識した瞬間にこそ、私が生まれたのかもしれない。
この世界に生まれ出たばかりの彼女が、目を開けて最初に私を見た。
そして、歌うように声を上げて笑った。
そう、その時だ。
漠然とした力ある第七音素の集合体≠ナしかなかった私はその日―――ローレライ≠ニなったのだ。
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